【2025/3/23追記】
この記事の続きとしてシリコン製のOリングを使用した際の記事もあるので、合わせて参考にしてみてください。
昨日の記事でも書きましたが、先日購入したCOSMOX製のKailh Choc V2互換キースイッチ「Shadow Hunting」はクリック音(打鍵音)が大きいのが使用のハードルになっていました。
ネットで色々調べてみたところ、他の方がキースイッチ内部にゴムやシリコン製のOリングを入れることでショートストローク化している記事を見かけて「これって静音化になるのでは?」と思い立って、Amazonで使えそうな商品を見つけたので購入してみました。
その商品が今日届いたので、早速Shadow Huntingに装着して試してみました。
購入した商品
ネットで調べた情報や実際にキースイッチを分解して測定したところ、以下の条件に該当するOリングが使用出来そうと判断しました。
【使用出来そうなOリングの条件】
外径:6mm
内径:4mm
線径:1mm
材質については「シリコン」「ニトリルラバー」「フッ素ゴム」の3種類があるようで、それぞれ「柔らかめ」「普通」「硬め」の使用感のようです。
今回自分が購入した商品は値段、個数、配送日が自分の希望にマッチした「ニトリルラバー」の以下の商品を購入しました。
Oリングの装着
届いた商品は、チャック付きの袋に入った上、注意書きが書かれたビニール袋に入った状態で届きました。
いかにも何かの予備部品っぽい感じでした。
【商品梱包状態】
【中身】
昨日の記事で書いた方法でShadow Huntingを分解し、バネの取付穴に合わせるようにOリングを乗せ、バネを取り付けます。
【Oリングを乗せた状態】
【バネを取り付けた状態】
この状態で軸と上蓋を取り付けて完成です。
分解出来れば手順としてはとても簡単で、バネの隙間にOリングが噛んでしまうこともありませんでした。
キースイッチの分解方法については、以下の過去記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
レバーレスに取り付けた感想
ストロークについて
標準状態のShadow HuntingとOリングを取り付けた状態のShadow HuntingをGK-21に装着してストロークを比較してみましたが、Oリング分の1mm程度ストロークが短くなっているので、横から見るとその違いが良く分かります。
また、Oリングを装着してもアクチュエーションポイントには影響は無く問題無くボタンも反応しました。
Shadow Huntingは赤軸などに比べて1mm程度ショートストローク化されているのですが、それがさらに1mm短くなるのでかなりストロークが短くなりました。
自分は標準の状態だと少しストロークが長く感じていて、もう少しストロークが短いのが好みだったのですが、今回の改造で理想に近い状態になりました。
【左が標準状態、右がOリング装着状態】
静音化について
手持ちのSilent軸やSAIYA Silent軸と比べるとまだ音は大きい感じがしますが、標準状態に比べて底打ち音が大分軽減された感じになりました。
今回はニトリルラバー製を使用しましたが、シリコン製を使用した場合はもう少し音が小さくなるのか気になるところです。
まとめ
今回自分が期待していた程の静音化は実現しませんでしたが、妥協点には届く位には成果が出たので一安心しました。
それよりも、ショートストローク化の効果が自分が考えていなかった結果になったのが一番の収穫でした。
とりあえずこの状態に不具合が出ないかしばらく使用して改めて感想を書きたいと思います。
おまけ
今回使用したOリングですが、手持ちの赤軸、Silent軸、SAIYA Silent軸にも装着してみましたが、問題無く使用出来ました。
赤軸の静音化についてはShadow Huntingほどの効果は無い感じでしたが、ショートストローク化を行いたいのであれば、十分効果があると思います。
ちなみに、赤軸にOリング2枚重ねが行けるかも試してみましたが、アクチュエーションポイントまで押せなくなってしまったので無理でした。
【失敗例:Oリング2枚重ねはNG】