家に届いてから約2週間程たったTikitaka(VSLAB)のN17SPですが、ボタン配置のみ変更した状態で使用を続けてみた感想を少しまとめたいと思います。
- N17SPを約2週間使用した感想
- キースイッチを霞軸→Kailh Choc V2系静音タイプに交換してみた
- おまけ
N17SPを約2週間使用した感想
ボタン配置
N17SPの一番の売りであるスプリットレイアウトですが、自分が一般の人よりも指が短い事が要因だと思うのですが「一番下の大きいボタンが遠い」と感じました。
ボタンを自然に押せる位置に手を置くと、どうしても手首が筐体の縁から1cm程度上に置く形になるのですが、その位置だと一番下の大きいボタンを押そうとすると親指を若干反らす形になってしまい、プレイ中に咄嗟に押せずその上のボタン(自分は投げ)を誤って押してしまい、投げが出てしまうという症状に悩みました。
この辺りは、ボタン配置の見直しやリムの取り外しなど色々試してみる予定です。
【写真ではそれほど親指を反らしている感じは無いですが、意識する必要がある感じ】

霞軸
ストローク1.5mm、アクチュエーションポイント0.5mというショートストロークがコマンド入力のし易さを実現していて、キースイッチとしての完成度は高いと感じました。
押下圧35g/fと軽めなのは最初戸惑いましたが、2週間もすれば慣れてきてSAなども問題無く出せるようになりました。
個人的には、クリック音(ボタンを押した際の底打ち音)が大きいのが一番の不満点で、これの静音タイプが出れば間違いなく一番良いキースイッチなんですが・・。
静音化については、この後記事にまとめているので、そちらをどうぞ。
【このストロークは唯一無二ですね】


感想まとめ
色々不満点を書きましたが、一般的な手の大きさ(指の長さ)の人であれば特に悩む事の無い内容なので、スプリットレイアウトのレバーレスが欲しい方には間違いなくお勧め出来るモデルでした。
キースイッチを霞軸→Kailh Choc V2系静音タイプに交換してみた
上記の感想でも書きましたが、個人的にレバーレスのクリック音(底打ち音)が好きでは無いため、今までのレバーレスは全て静音タイプのキースイッチに交換してきたため、N17SPもKailh Choc V2系のキースイッチが使用出来るなら、静音タイプに乗せ換えてしまうことにしました。
今回、キースイッチを交換するに辺り以下のキースイッチに変えた場合にどんな影響があるかも試してみました。
<検証対象>
※S=ストローク、A=アクチュエーションポイント 数値は理論値
1)Kailh Choc V2赤軸(ノーマル)
→S:3.2mm A:1.3mm
2)Kailh Choc V2赤軸(静音&ショートストローク化)
→S:1.7mm前後 A:1.3mm
3)Shadow Hunting(ノーマル)
→S:2.0m A:0.8mm
4)Shadow Hunting(静音&ショートストローク化)
→S:1.0m前後 A:0.8mm
5)Kailh Choc V2 Silent(ショートストローク化)
→S:0.8m前後 A:1.3mm ※数値的に動かないはずなのに何故か動く・・・。
【Shadow Huntingと赤軸に入れているOリングの内容】

キーキャップを取り付け
キーキャップについては、霞軸に付いていた物がのそのまま使用出来ます。
差し込み具合も問題無く、簡単には外れないので弾き入力も問題無さそうです。
【キースイッチの取付位置、Oリングを置いている物がショートストローク化した物】


ボタンの高さ
Shadow Huntingは元々ステム(軸の部分)が赤軸に比べて短いため、横から見るとボタンの張り出しが若干低くなります。
その他のキースイッチは霞軸とほぼ同じ高さになりました。
【左奥が霞軸、真ん中の列がShadow Hunting】

ボタン押下時
全体的に共通する部分としては「リムが邪魔になる」という点ですね。
霞軸はボタンを一番下まで押し下げても、ステムの先端が1.5mm~2mm程度カバーから飛び出すため、リムよりボタンキャップが下がらない構造になっていますが、Kailh Choc V2系は全てステムの先端がカバーの位置まで下がるので、N17SPに装着するとどうしてもリムよりボタンキャップが下がってしまいます。
1)Kailh Choc V2赤軸(ノーマル)
ボタン周りのリムよりもキーキャップが下に沈み込んでしまい、約1mm程度段差が出来る感じでした。
この状態だと、リムに指がガッツリ当たるので操作しにくい印象でした。
【Kailh Choc V2赤軸(ノーマル)】

2)Kailh Choc V2赤軸(静音&ショートストローク化)
こちらもボタン周りのリムよりもキーキャップが下に沈み込んでしまい、ノーマルより若干段差は浅くなりましたが、まだリムに指がガッツリ当たるので操作しにくい印象でした。
【Kailh Choc V2赤軸(静音&ショートストローク化)】

3)Shadow Hunting(ノーマル)
こちらもボタン周りのリムよりもキーキャップが下に沈み込んでしまい、赤軸ノーマルより段差は浅くなりましたが、まだリムに指が引っかかる感覚で操作中に気になる印象でした。
【Shadow Hunting(ノーマル)】

4)Shadow Hunting(静音&ショートストローク化)
こちらはかなりリムとの段差が軽減されました。
まだリムに指が引っかかる感覚はありますが、もう一声浅くなればといった印象でした。
【Shadow Hunting(静音&ショートストローク化)】

5)Kailh Choc V2 Silent(ショートストローク化)
こちらは手持ちのキースイッチの改造品としては、一番ストロークが短い状態なんですが、ほぼリムとの段差が解消されました。
指をリムの方に滑らせると、ほんの少しリムの凹凸を指に感じますがプレイ中でも無視できる位の感触に収まっている印象でした。
自分はこのスイッチを方向キーに使用することにしました。
【Kailh Choc V2 Silent(ショートストローク化)】

6)おまけ)霞軸
さすがに標準のキースイッチだけあって、ボタンキャップとリムとの段差はまったく感じず「スッ」と滑る感じでボタンとリムが理想的なラインになってます。
【霞軸】

リムを取り外して検証
上記の結果として、Kailh Choc V2系のキースイッチを使用する際はリムが無い方がよさそうなので、N17SPを分解してリムを外して検証してみることにしました。
天板の取り外し
裏のネジを全て取り外すとN17SPを分解することが出来ます。
天板を取り外してみると、基板上にボタン配置が記載されています。
クリア天板があればこの表示が見えるので、クリアモデルも今後出るのかな?
【天板を外した状態】

【裏面にはキースイッチのHotSwap用のコネクタが見えます。】

リムの取り外し
外した天板を裏返してみると、リムの爪が見えます。
この爪をヘラやマイナスドライバーなどで内側に押しながら天面側に押し込むとリムを外すことが出来ます。
【天板裏側】

【リム部分の拡大】

【リムを外した状態】

リムを外した状態
リムを取り外すとボタンとの隙間が結構出来るので、見た目がイマイチになりました。
横から見るとボタンが結構飛び出している印象です。
【リムを外した状態】

【横から見た状態】

リムを外した状態で押し込むとキーキャップが天板の少し上位になるので、引っかかりも無く操作できる状態です。
Kailh Choc V2系を使用するならこの状態にするのが良さそうでした。
1)Kailh Choc V2赤軸(ノーマル)

2)Kailh Choc V2赤軸(静音&ショートストローク化)

3)Shadow Hunting(ノーマル)

4)Shadow Hunting(静音&ショートストローク化)

5)Kailh Choc V2 Silent(ショートストローク化)

6)おまけ)霞軸
霞軸もリムを外した状態にしてみましたが、こちらは逆にボタンが浮きすぎて操作しにくい感じでした。

おまけ
お決りの目隠しキャップの作成
Kailh Choc V2系のキースイッチに交換するに辺り、使用しないボタンを外してしまおうと思ったので、今回も目隠しキャップを自作してみました。
【今回のボタン配置 4か所未使用状態にすることにしました】

天板からリムを外した状態の穴の大きさですが、ノギスで測ると24mmでした。
手持ちで丁度良い物が無かったので、Amazonで使えそうなゴムプラグを探して購入しました。
【穴の内径を測定】

【今回購入したゴムプラグ 装着するには加工が必要】
ゴムプラグの加工内容
ゴムプラグの下部分を天板のリムの爪をひっかける窪みにハマるようにデザインナイフで加工して取り付けました。
窪みにひっかける部分については、天板からはみ出ないように低めにカットしないと天板が完全に閉まらなくなるので、注意が必要です。
【ゴムプラグの外観】

【左:加工前、右:加工後】

【左:加工前、右:加工後】

目隠しキャップの装着
装着した感じですが、上の部分の厚みが少し気になる感じでした。
もう少し薄い物が見つかれば作り変えしたいと思いますが、中々いい材料が見つからないんですよね・・・。
あと、手前の3ボタンについてはリムを外すことにしました。
親指でボタンを押す際、指の先端で上から押すのではなく指の側面で押す感じになるため、ボタンの高さが低くなったためリムが親指で当たる感じが強く、押しにくさを感じていたので思い切ってリムを外しました。
見た目は悪くなりましたが、親指の操作感は良くなったのでしばらくこの状態で使っていこうと思います。
【目隠しキャップを装着した状態】

とりあえずキースイッチを改装してみたので、しばらくこの状態で使用して様子を見ようと思います。
また課題などが見えてきたら記事を書きたいと思います。
