先日、Amazonで購入出来るKaile Choc V2系の静音キースイッチ「DeepSea」をレビューしましたが、入手性にちょっと問題ありますがスペック的にはオーソドックスで使いやすい印象でした。
実は「DeepSea」にはバリエーションが存在し、紹介した物以外に以下の2種類が存在します。
・DeepSea Silent Pink(ステムの色が薄いピンク)
→ステムが白のモデルより押下圧が10g/f軽い
<SPEC>
スイッチタイプ :リニア
総トラベル :2.8 ± 0.25 mm
作動トラベル :1.3 ± 0.3 mm
押下圧 : 35 ± 10 GF
ファクトリールブ:有り
・DeepSea Silent tactile(ステムの色が茶色)
→タクタイルタイプで軸が白のモデルより押下圧が10g/f重い
※タクタイルは、リニア軸(赤軸など)に比べてクリック感のある押し心地の違う物です
<SPEC>
スイッチタイプ :タクタイル
総トラベル :2.8 ± 0.25 mm
作動トラベル :1.3 ± 0.4 mm
Operation Force :45 ± 10 GF
Tactile Force :55 ± 10 GF
ファクトリールブ:有り
上記の2モデルを入手出来たのでレビューしたいと思います。
特にレバーレスに使用されるのはリニアタイプの物が一般的で、タクタイルタイプを使用しているモデルは無いので、使用されない理由なども検証したいと思います。
購入先
今回の入手先ですが、ネットでは無く実店舗で購入しました。
5月の頭(大分前ですが・・・)に本社に出社するタイミングがあったので、仕事帰りに秋葉原にある自作キーボード専門店の「遊舎工房」さんで購入しました。
【遊舎工房の外観】

お店は御徒町と末広町の駅の中間位の位置にあり、奥まった場所にあるので少し分かり難い感じですが、近所にゲーミングUMPCを取り扱っている「ハイビーム」さんの店舗もあり、そちらのお店を目印にしても良いかもしれません。
店内には自作キーボードのサンプルが多数置いてありますが、キースイッチは入口を入って正面の棚にあり、サンプルも置いてあって実際に押し心地を試す事が出来ました。
実際に押下した感じ、個人的にタクタイルモデルの押し心地が良かったので以下の個数で購入しました。
・DeepSea Silent Pink(ステムの色が薄いピンク):5個
・DeepSea Silent tactile(ステムの色が茶色):15個

一応、遊舎工房さんのオンラインショップでも購入出来るようでしたが、5月中はSilent Pinkについては品切れしていましたが、現在は在庫も復活していました。
【Silent Pinkの販売ページ】
Choc Switch V2 Silent Pink, Linear 35gfshop.yushakobo.jp
【Silent Tactileの販売ページ】
Choc Switch V2 Silent, Tactile 45gfshop.yushakobo.jp
外観
手持ちのモデルと並べてみましたが、ステムの色が違う以外の差はありませんでした。


内部
分解してみたところ、構成部品的には差はありませんでした
【DeepSea3種類を分解したところ】

押し心地の違いがどこからくるのか調べてみたところ、ステムとボトムケースにある接点が触れる突起部分の形状がリニアタイプとタクタイルタイプで違っていました。
【左がリニアタイプ、右がタクタイルタイプ】

リニアタイプは突起の接点と当たる部分が直線に切り落とされているのに対し、タクタイルタイプは最初の傾斜が浅く、途中から角度が変わっているのが見比べると分かります。
この形状の違いだけで押し心地の違いを実現していると分かりよく考えられているなぁと感心しました。
使用感
実際にレバーレスの十字キー部分の4か所にそれぞれのキースイッチを装着して使用してみた感想は以下になります。
・DeepSea Silent Pink
→静音性 :Deep Sea Silentと同様に赤軸などに比べてもかなり静か
押し心地:他の物よりも10g/f軽いので、抵抗感が少ない押し心地
<総評>
赤軸を使用していて、もう少し軽い押し心地で静音性が高い物が欲しい方
におすすめ。
個人的にボタン指離れが悪い?タイプなので、軽めのキースイッチだと入力が
残りやすくSAが入り難いと感じる事があるので、この辺は実際に使用して
みないと合う、合わないが分かれると思います。
・DeepSea Silent tactile
→静音性 :Deep Sea Silentと同様に赤軸などに比べてもかなり静か
押し心地:他の物よりも10g/f重い事と、押し始めに抵抗感があるため
素早い入力(SAコマンド)をしようとした際に違和感がありました。
ただ、独特のクリック感があり押した感が強くて気持ちが良い
<総評>
押し始めの抵抗感があるため、素早い入力が売りのレバーレスに使用されて
いないのはこの辺りが理由であると納得しました。
ただ、独特の押し心地が結構良くて個人的に使用したいと感じ、素早い入力が
必要な十字キー側では無く、攻撃ボタン側に使用することになりました。
個人的にインパクトボタンに指を添えているスタイルなのですが、時々力んだ
時に暴発することがあったんですが、タクタイルタイプにしたことで逆に
暴発が減ったのは良かったです。
おまけ:ショートストローク化
毎度お馴染みショートストローク化についてですが、構造、ストロークがDeep Sea Slientと同じだったので、線径1mm+線径0.5mmのOリングを入れることが可能でした。
自分的にはこの組み合わせでのショートストローク化で落ち着いて感じですね。
【ショートストローク化中の様子とショートストローク化後の状態】



まとめ
静音タイプのキースイッチもバリエーションが増えてきて色々選べるようになってきて嬉しいです。
レバーレスの操作音が気になっている方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?
過去コミックノイズのオリジナル静音キースイッチについても紹介しているので、興味がある方はぜひともこちらも見てください。




