私の新しいメインPCとして購入した「MINISFORUM UM760Slim」に使用されている「Ryzen 5 7650HS」ですが、PC系サイトのベンチマークなどを見るとメモリ1枚搭載の状態と比較して2枚搭載した方がグラフィック性能が2割程度上昇するという結果を結構見かけるので、実際に自分のマシンで試してみたので結果を紹介したいと思います。
メモリの増設方法
1)裏蓋のネジの外し方
本体をひっくり返して裏側に取り付けられているゴム足を剥がすとその下に裏蓋を固定しているネジが出てくるので、大きめの+ドライバーで外します。
ゴム足は強力な両面テープで固定されているので外すのに結構苦労しました。
【ゴム足を外した状態】

ここで余談ですが、自分に届いた商品は外れ個体を引いたようで1ヶ所のネジが少し傾いた状態で止めされていたのですが、内部の突起か何かに引っかかっていて最初ネジを回しても全然外れなくて焦りました・・・。
他のネジが外れている部分から裏蓋を少し開けて、引っかかっているネジの部分を引っ張ったりしていたら何とか外せましたが、この辺が中華製品らしいクオリティだと感じました。
ネットで同じような状態の商品が届いた人がいないか調べてみましたが、そのようなレビューや書き込みは無かったので、外れ個体が頻発するほどMINISFORUM製品の品質は悪く無さそうですが、去年のGK-21の初期不良に続き2ヶ月間で2回も外れを引くとは・・・、最近ツイてないなぁ。
2)裏蓋を外す
4ヶ所のネジが外れると裏蓋を外せるようになるのですが、結構しっかりハマっているので「REAR」と書かれた矢印の先にある隙間に薄いヘラのような物を差し込んでコジると外れます。
下の写真を見ると分かりますが、裏蓋には冷却ファンが取り付けられていて配線がつながっているので、蓋を外す際に配線を切らないように注意しながら開ける必要があります。
写真の状態であれば配線を繋いだままでもメモリの増設は可能ですが、自分は基板側のコネクタを外して完全に取り外しました。
【裏蓋を開けた状態 ※冷却ファンの配線に注意】

【蓋を外した状態】

3)メモリを増設
今刺さっているメモリの上にメモリの空きスロットがあるので、スロットの中央辺りにある突起とメモリの切り欠けの部分を合わせて斜め45度位の角度で差し込んだ後、基盤側に押し込むとカチッとハマります。(うまくハマらない時は差し込みが足りないと思います)
ちなみに、増設するメモリは元々搭載されている物と同じ物(メーカー、周波数、容量の全て)を使用するのをお勧めします。一応同一周波数で同じ容量の物であれば使用出来るとは思いますが、相性問題などが出る可能性があるので出来るだけ同じ型番の物を確認してから購入しましょう。
自分が購入した物のリンクを張っておきますが、同じPCでも出荷時期によって使用しているメモリが変わる可能性があるので、事前確認をお忘れなく。
【今回増設に使用したメモリ】

【増設後の状態】

増設後のベンチマーク結果
ベンチマークについては、前回の設定と同様(GPU割当メモリは2GB)でメモリのみ増設された状態で実施しました。※前回の記事参照
1.NORMAL 1920×1080設定の実施結果

実施結果としては
・メモリ1枚の状態:20/100で「動作困難」
・メモリ2枚の状態:40/100で「設定変更が必要です」
となり、数値が20も上がり2割程度性能が向上していました。
ここまではっきり数値に違いが出てくるとは期待していなかったので、正直嬉しい誤算でした。
2.LOW 1920×1080設定の実施結果

実施結果としては
・メモリ1枚の状態:83/100で「問題無くプレイできます」
・メモリ2枚の状態:100/100で「快適にプレイできます」
となり、こちらも数値が20近く上がり100に到達していました。
この結果からみて、「MINISFORUM UM760Slim」でゲームをしたいのであればメモリ増設は必須と言えるのではないでしょうか。
まとめ
自分のような家庭持ちでPCにお金をかけられないけど、PCゲームをやりたいと思っている方は結構多いと思いますが、高解像度で綺麗なグラフィックでヌルヌル動く事にこだわらなければ、中華製miniPCを使うことで案外低価格でも実現できると実感しました。
この記事がそんな人たちの参考になればうれしいです。
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おまけ
内蔵GPUに割当するメモリサイズを変更する
内蔵GPUの場合、外付けのグラフィックカードと違いメインメモリの一部を専用のメモリとして割当てて使用しています。
(上のベンチ結果の画像で、メモリを32GB搭載しているのにメモリのサイズが「30501MB」(内蔵GPUに2GB割当)と表記されているのはそのため)
このメモリの割当サイズは標準では2GBに設定されているのですが、BIOS(UEFI)の設定を変更することで増やすことが可能です。
この割当サイズを大きくすると、画面のカクつきが軽減されたりするのでメモリに余裕があるのであれば大きくしておきたいものです。
その設定方法について、おまけとして紹介したいと思います。
1)BIOS(UEFI)の設定画面の起動方法
PCの電源を入れると最初にMINISFORUMのロゴが表示されるので、この画面になったらキーボードの「F7」キーを押します。(連打してもOK)
【メーカーロゴ これが表示されたらF7キーを押す】

上記のロゴが消えた後、以下の起動するデバイス(SSDやHDDなど)を選択する画面が表示されるので、キーボードかマウスを使用して下の「Enter Setup」を選択します。
【起動デバイスの選択画面】

上記の項目を選択すると以下のメニュー画面が起動するので、一番左にある歯車のイラストが描かれた「Setup」をクリックします。
【メニュー画面】

2)内蔵GPUのメモリ設定画面を開く
続いてBIOS(UEFI)のSetup画面が表示されるので、以下の項目を順番に選択して内蔵GPUのメモリ設定画面を開きます。
【選択内容】
①「Advanced」(画面左側項目の上から2番目)→②「AMD CBS」(画面右側項目の一番下)→③「NBIO Common Options」(画面右側項目の真ん中)→④「GFX Configuration」(画面右側項目の下から2番目)

【③NBIO Common Options】

【④GFX Configuration】

3)内蔵GPUの割当メモリサイズを変更する
画面右側の項目に「UMA Frame buffer Size」のプルダウンがあるので、その中から割当てたいメモリサイズを選択します。
このサイズは大きいほど内蔵GPUで使用できるメモリが増えるのですが、割当し過ぎるとWindows自体で使用できるメモリ容量が減ってしまい動作が遅くなる可能性があるので注意しましょう。
(標準の16GBのままの場合は、多くても4GBまでが良いかも?)
自分は32GBにしたので、6GBを割当てるよう設定しました。
【割当メモリサイズの選択内容】

4)変更内容の保存、再起動
内蔵GPUの割当メモリサイズを変更したら、変更内容を以下の手順で保存しPCを再起動すれば変更は完了となります。
【保存方法】
①「Save&Exit」(画面左側項目の一番下)→②「Save Changes and Exit」(画面右側項目の一番上)
【①「Save&Exit」→②「Save Changes and Exit」】

手順はとても簡単なので、メモリを増設した際に見直してみてはいかがでしょうか?

